アンコールセミナー『ジャイロスコープ』のお知らせ

ジャイロスコープ

ーフーコーの振り子からMEMSジャイロへー

角速度を計測するジャイロの歴史は1744年のSerson(英)による回転円板実験、1758年のEulerによる数学的基礎の確立から始まり、フーコー(Foucault(仏))が約100年後の1851年に「振り子」を用いて地球自転を検証した。フーコーは翌1852年には回転円板により地球自転を検証し、その装置を「ジャイロスコープ:回転(ジャイロ)・見る(スコープ)」と命名した。
ジャイロスコープはそれ以来急速な進歩を遂げ、その角速度検出性能は地球自転角速度の百万分の一の角速度をも検出可能になった。
一方、急速な進歩と拡大を見せるMEMS技術は、ジャイロの小型化と大量生産によるコスト削減に大きく貢献し、特殊なセンサと認識されがちであった「ジャイロ」の一般化を加速している。
本セミナーでは理論の公表から約270年、フーコーの実験から170年以上の歴史を持つ「ジャイロ」について、その技術の歴史から、試験方法の実際、及びジャイロを用いたシステムの実際までを3回に分けて平易に紹介します。
尚、本講座の理解には高校生程度の物理学の基礎知識を必要とします。

日程

第1回(2022/12/14)第2回(2023/1/18)第3回(2023/2/25)

開催日

令和4年12月14日(水),午後1時開始

題目

ジャイロ入門

概要

ジャイロの歴史、ジャイロの各種方式について解説し、ジャイロ技術の現状及び今後の動向、特に高精度化の動向を紹介する。
キーワード:レートジャイロ、RLG、FOG、CVG、HRG、MEMSジャイロ

開催日

令和5年1月18日(水),午後1時開始

題目

ジャイロの性能評価

概要

ジャイロの性能評価について一般的な項目の試験方法について紹介するとともに、各種方式のジャイロ特有の誤差と試験・評価についても紹介する。
キーワード:レートテーブル、アラン分散

開催日

令和5年2月25日(水),午後1時開始

題目

慣性センサシステムの実際

概要

慣性センサシステムの実際
慣性航法装置をはじめ、ジャイロを用いた各種システムの原理を解説し、実際のシステム例を紹介する。
キーワード:ジャイロコンパス、IMU、慣性航法装置、スタビライザー

講師

中村 茂(協会理事)

開催形式

オンライン.参加者はソフト不要、EdgeまたはChrome要

参加費

学生(高専,大学学部,大学院博士課程前期) 無料(各回)
学生(大学院博士課程)2000円(各回)含む消費税
協会会員 5000円(各回)含む消費税
協会団体会員 3500円(各回)含む消費税
非会員 10000円(各回)含む消費税

申込方法

下記リンクよりダウンロードした参加申し込み用紙に記入して,協会事務局に申し込んで下さい.
① 三日間全日参加も可能ですが,特定の開催日を選択して参加することも可能です.
② 申込期限は,参加日のなかの最も早い日取りの一週間前です.
例1)三日間全日参加の場合の申込み締め切り:12月7日午後五時厳守
例2)二回目,三回目に参加の申込み締め切り:1月11日午後五時厳守
例3)三回目のみに参加の申込み締め切り: 2月8日午後五時厳守

ご注意

① 一度ジャイロスコープのセミナーに参加された方はご遠慮下さい.
② 開催日に都合のつかない方には,同じ週の土曜日に再放送を実施します.授業や演習などのある学生さんは,この再放送の機会を使って下さい.学生以外の方も,再放送に参加できます.
③ 再放送を視聴しての質問は,事務局が取り次ぎます.
④ 参加者全員に,事前に資料を配布します.
⑤ 参加費を払った後にキャンセルの方には,払い戻しは致しません.
⑥ 参加費払い込みは,参加の前までに払い込んでください.会社同士の月末の決済ではありません.
⑦ 質問がある方は協会事務局にご連絡ください.080-5036-0056 または office@traisa.org

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Posted by traisa-admin